授業紹介:工学研究と倫理(演習I)
「工学研究と倫理」は学術論文等の文献を読み,自分が行った研究であるかのように発表する授業です. 文献調査は研究をするうえで最も重要な要素の一つですが,学術論文を効率的に読むためには,高校までで勉強してきた言語能力に加えてテクニックが必要になります. この授業はそのテクニックについて学ぶと共に,課題の理解力や分析力,とりまとめと発表能力についての基礎的な素養を身に着けることを目的としています. 加えて,研究倫理や著作権の扱い等の社会人として必要とされる事項を学習します. 今年度は学部3年生に,アクティブサーモグラフィに関する論文を読んで貰いました.本研究室で行っている電磁非破壊検査とは原理的に異なる手法ですが,非破壊検査手法の一種として注目しており教員側にとっても有意義な学習となりました.